派手な我慢ゼロで、年30万円を「捻出」する。まめ家の新人研修【第6話・節約・ポイ活編】

研修7日目です。今日は、いよいよあの話をします。

第0話で「派手な我慢を一切せずに、年間30万円以上を捻出できる」と予告しました。前回(第5話)は家賃や車といった大物の固定費でしたが、今日はもっと日々の、細かい支出の最適化です。塵も積もれば、本当に山になる回です。

先に全体の考え方を言っておきます。現金で払うと、いくら使ったか実感がないまま、なんとなくお金が消えていきます。でもキャッシュレスにすると、支出が記録に残って見える化され、それだけで無駄が減る。しかもポイントまでつく。だからまず、払いをキャッシュレスに寄せる。これが土台です。

その上で、我が家がやっている「捻出」の内訳を、全部出します。

前回:第5話・固定費編

目次

我が家の「年30万円捻出」内訳

これは家族5人のまめ家の実額ベースです。独身の人には額が大きく見えるかもしれませんが、考え方は同じ。そして家族が増えるほど効果は大きくなるので、将来の地図として見てください。

やっていることざっくり年間効果
支払いのキャッシュレス化約2.4万円
ウエル活(毎月20日のウエルシア)約7.9万円
楽天経済圏でまとめ買い約10万円
ふるさと納税(返礼品)約2.8万円
こまめなキャンペーン拾い約6万円
iDeCo・保険料控除(※別の回で詳しく)約4万円
合計約33万円

ひとつずつ、軽く中身を見ていきます。

1. キャッシュレス化(約2.4万円)

食費、光熱費、家賃、娯楽、税金まで、払えるものは全部キャッシュレスにします。仮に月10万円の支払いをキャッシュレスに寄せて、還元率1%なら、それだけで年1.2万円。キャンペーンを絡めればもっと伸びて、年2万円超になります。何も我慢していないのに、です。

2. ウエル活(約7.9万円)

これは効果が大きい。毎月20日、ウエルシア(ウエルシアグループのドラッグストア)で「WAON POINT」を使って買い物をすると、ポイントが1.5倍の価値になります。つまり、実質33%オフ。日用品や食品をこの日にまとめ買いするだけで、家計がかなり軽くなります。

ひとつだけ注意。以前はTポイント(現Vポイント)でもできましたが、今はWAON POINTのみが対象です。Vポイントを貯めている人は、当日WAON POINTに交換すれば間に合います。ポイントの貯め方・交換の細かい手順はそれだけで1記事になるので、ここでは「20日にウエルシアでWAON POINTを使う」という核だけ覚えてください。

詳しいやり方はこちら → ウエル活完全ガイド

3. 楽天経済圏でまとめ買い(約10万円)

ネットの買い物を楽天に集約します。お買い物マラソンの期間に、複数のお店で買い回ると、ポイントが二重・三重についていく。普段の買い物のタイミングをこの期間に合わせるだけで、実質1〜2割引きで買えている感覚になります。

SPUやマラソンの細かい条件はコロコロ変わるので深入りしませんが、「楽天で、まとめて、マラソン期間(「5と0のつく日」)に」の3つを意識するだけで十分効きます。

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4. ふるさと納税(約2.8万円)

これは絶対やったほうがいい。実質自己負担2,000円で、寄付額の3割ぶんの返礼品(お米、肉、日用品など)が届きます。我が家は生活で必ず使うものを返礼品でもらって、食費を浮かせています。

ここで正直な話を。以前はふるさと納税でもポータルサイトのポイントがついて、それがかなりお得だったのですが、2025年10月にこのポイント付与が禁止されました。なので「ポイント目当て」の旨味はなくなりました。買い回りの店舗数にもカウントされなくなっています。

ただ、返礼品の3割そのものは健在なので、依然としてやらない理由はありません。少しでもお得にするなら、楽天カードで決済して「5と0のつく日」を狙うくらい。ポイント倍率を狙う時代は終わったので、シンプルに「返礼品をもらう制度」として割り切るのが今の正解です。

5. こまめなキャンペーン拾い(約6万円)

これは地味ですが、積み上がると大きい。コンビニの無料クーポン、各種キャッシュレスのキャンペーン、ネットで配られるポイント。こういうものを、日常の中でこまめに拾っていきます。一回あたりは数百円でも、月5,000円ペースで拾えれば年6万円。

私が一番おすすめなのは、ネットで買い物をするとき、買う前に「ポイントサイト」を一度経由するクセをつけることです。買うものは何も変わらないし、手間もほとんどかからないのに、ポイントが上乗せで入ってくる。これは、やらない理由がないやつです。

6. iDeCo・保険料控除(約4万円・※別の回で)

掛金が所得控除になるiDeCoや、保険料控除も、立派な「捻出」です。ただ、これは税金の話で性質が違うので、ここではさらっと触れるだけにします。iDeCoは第3話で、保険料控除は次回(第7話)で詳しくやります。

全部足すと、軽く30万円を超える

こうして並べると、派手な我慢を一つもしていないのに、年間30万円以上が家計から生まれているのが分かると思います。

第5話で「月1万円の節約は300万円の運用資産に匹敵する」と書きました。年30万円なら、計算上は約750万円の資産を持っているのと同じ効果です。何もないところから、年30万円分の”見えない資産”を生み出している。これが「守り」の威力です。

ただし、ポイ活は沼にハマらないこと

ここで、前回と同じくブレーキをかけておきます。

ポイ活は、楽しめる範囲でやるものです。1円のポイントのために何時間も画面とにらめっこするのは、本末転倒です。私も昔は「1クリックで1ポイント」みたいなのを律儀にやっていましたが、労力に全然見合わないのでやめました。

拾うべきは、手間がほぼかからないのに自動で効くものだけ。ポイントサイトを経由するクセ、20日のウエル活、マラソン期間のまとめ買い。このあたりは「仕組み化」できるので、一度習慣にすれば、あとは勝手にポイントが貯まっていきます。

桃鉄でも、こまめに使えるカードを上手に切る人がじわじわ有利になりますよね。日々の買い物も同じで、ちょっとした技の積み重ねで、気づけば差がついている。

貯めたポイントは、最後に投資へ回す

最後に、私のいちばんのお気に入りの流れを紹介します。

こうして貯めたポイントを、私は最終的に投資に回しています。具体的には、ポイントをdポイントに集めて増量キャンペーンでさらに増やし、証券口座で投資信託に交換しています。ポイントが、ちゃんと資産になって働き始めるわけです。

そしてもう一つ、私が一番好きな考え方を。

贅沢は、ポイ活で貯めたクーポンやポイントでするのが最強です。普段は淡々と節約して、たまの贅沢は「タダで手に入れたポイント」で楽しむ。お金を一切減らさずに、ちょっといい外食やプチ贅沢ができる。これができるようになると、節約が我慢ではなく、ゲームの攻略みたいに楽しくなります。

ポイ活は、苦行じゃなくて趣味にしてしまうのが勝ちです。楽しんだ者勝ち。塵も積もれば、本当に山になります。

次回は、守りの最終回。保険は不要だと言い続けてきた私が、なぜ「保険料控除」だけは使うのか。税金の最後の裏技の話です。

それでは、研修8日目で。

第7話:保険料控除編

※ポイント・キャンペーン・税制の内容は変更されることがあります。最新の条件は各サービスの公式情報をご確認ください。


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