もし私が、急にいなくなったら。
この家族は、ちゃんと生きていけるんだろうか。
3児パパ・1億目前のまめ社長です。
第3子が生まれて半年あまり。
小さな寝顔を見ながら、ふと考えることがあります。
「この子が成人するのは20年後。私は60歳近く。 その間に、自分の身に何かあったら、家族はどうなるんだろう」
数字で見ない限り、漠然とした不安はずっと残ります。
だから、ちゃんと計算してみることにしました。
遺族年金がいくら入って、生活費はいくら必要で、安全資産は何年もつのか。
相続はどうするのか。妻に投資の知識がなくて大丈夫なのか。
結論から書くと、
私が今いなくなっても、家族はちゃんと生きていける。
そう、数字が教えてくれました。
この記事はその過程の記録です。
💡 関連して、生命保険に入らない理由は「もし私が明日死んだら(生命保険不要)」で書いています。本記事はその続編・家族の暮らし編です。
この記事でわかること
- 私がいなくなった時の遺族年金(実額)
- 月の必要生活費と不足分
- 安全資産2,000万円で何年カバーできるか
- リスク資産6,200万円は妻の老後を支える
- 相続を「妻に集中」させるのが合理的な理由
- 妻への引き継ぎ書の中身(バフェットの遺言式)
- だからこそ「今の時間」も大事にしたい
結論:制度+固定費+積立で、家族は生きていける
最初に結論を整理します。
| 観点 | 内容 |
|---|---|
| 遺族年金 | 月14〜16万円程度 |
| 必要生活費 | 月30万円程度 |
| 不足 | 月15万円(年180万円) |
| 安全資産2,000万でカバー | 10年以上 |
| リスク資産6,200万 | そのまま運用、20年後7,500〜9,000万 |
| 相続 | 妻に集中(配偶者控除1.6億まで非課税) |
| 妻に投資知識なし | 引き継ぎ書で対応 |
「資産が9,700万あるから安心」ではなく、
「制度+仕組み+積立」で誰でも何とかなる、というのが本記事で伝えたいことです。
私がいなくなった時の家族のベース収入
まず、収入面から。
遺族基礎年金
| 対象 | 額(年) |
|---|---|
| 子ども3人がいる場合 | 約138万円 |
| 月換算 | 約11.5万円 |
遺族厚生年金
| 条件 | 額(月) |
|---|---|
| 加入期間・収入で変動 | 約3〜5万円 |
合計:月14〜16万円
これが「確実に入る収入」になります。
3児育児の家庭にとって、この金額が毎月安定して入るのは大きな支えです。
我が家の必要生活費は月30万円程度
私がいなくなれば支出は多少減りますが、3人を1人で育てる負担を考えると、
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 食費 | 8万円 |
| 住居費(賃貸) | 7万円 |
| 通信・光熱 | 3万円 |
| 教育費 | 4万円 |
| 車・保険 | 3万円 |
| 雑費・予備 | 5万円 |
| 合計 | 約30万円 |
ここから遺族年金15万円を引くと、
不足:月15万円(年180万円)
この穴をどう埋めるかが、家族の未来を決めます。
安全資産2,000万円だけで10年以上カバーできる
不足分は年180万円。
我が家の安全資産は約2,000万円。
2,000万 ÷ 180万 = 約11年
つまり、11年は投資資産(リスク資産)に手をつけずに乗り切れる計算になります。
今、子供は 小4・小2・0歳。
11年後には 小5・中1・高校生。
かなりの自立が進んでいるはずです。
ここで重要:「実家が近い」という強力な選択肢
我が家には、夫と妻の実家が両方とも近い(車で5〜10分)という強みがあります。
| 強み | 内容 |
|---|---|
| 住居費 | 月7〜8万円浮く可能性 |
| 子の見守り | 両家の祖父母にサポート可 |
| 妻の働きやすさ | 実家近くなら復職も柔軟に |
| 緊急時のサポート | 何かあった時すぐに頼れる |
もし妻が実家エリアに移れば、
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 必要生活費 | 月30万円 → 月20万円台前半 |
| 必要不足額 | 月15万円 → 月5〜8万円 |
安全資産2,000万円があれば、20年以上カバーできることになります。
💡 実家パワーの強さは「東京で年収700万より、地方で年収500万のほうが豊かだった話」で書いた通りです。
リスク資産6,200万円は「妻の老後」を支える
生活の立て直しを安全資産だけで終えられれば、リスク資産6,200万円はそのまま運用に任せられます。
20年運用シミュレーション
| 想定利回り | 20年後の評価額 |
|---|---|
| 年3% | 約11,200万円 |
| 年4% | 約13,600万円 |
| 年5% | 約16,400万円 |
期待値で 1.5〜2倍 に成長する可能性があります。
妻の取り崩しシミュレーション
仮にリスク資産が 約9,000万円まで成長したとして、
| 取り崩し額 | 持つ年数 |
|---|---|
| 月15万円 | 半永久(運用益で賄える) |
| 月20万円 | 約40年以上 |
| 月30万円 | 約20年 |
妻は「老後資金で不安になるフェーズ」に入らない可能性が高い。
これは、15年間積み立て続けてきた “時間” の力です。
💡 我が家の積立投資の全体像は「12年で資産400万→9,000万になった記録」で。
相続は「妻に集中」させるのが合理的
配偶者控除の力
| 制度 | 内容 |
|---|---|
| 配偶者控除 | 1億6,000万円までは相続税ゼロ |
我が家の資産規模(9,700万)なら、全額を妻に相続しても課税されません。
子供への配分
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| 教育費への生前贈与 | 進学時に必要分を渡す |
| 成人後の生活支援 | 結婚資金・住宅資金など |
| 将来の二次相続 | 妻から子へ |
つまり、いったん妻に集中させて、必要に応じて子に流すのが税務的にも家計的にも合理的です。
妻への引き継ぎ書を書いてある(バフェットの遺言式)
これが、本記事で最も伝えたい部分かもしれません。
妻に投資の知識はない
正直に書くと、妻に投資の知識はほぼありません。
NISAとiDeCoを淡々と積み立ててくれていますが、私のように個別に運用判断はできません。
そして、我が家の資産は 複数の口座に分散しています。
| 口座 | 主な役割 |
|---|---|
| 楽天証券(夫) | NISA・iDeCo・特定 |
| 楽天証券(妻) | NISA・iDeCo |
| SBI証券(夫) | 補完 |
| マネックス証券(夫) | 優待クロス |
| 銀行各種 | 預金 |
これを 妻が一人で管理するのは難しい。
だから、「引き継ぎ書」を作ってあります。
バフェットの遺言を真似た
世界一の投資家・ウォーレン・バフェットは、妻への遺言で「資産の90%を低コストのS&P500インデックスファンドに、10%を短期国債に」と指示したことで有名です。
我が家もこれを参考にした方針です。
| 引き継ぎ書の内容 |
|---|
| ① 各口座のID・ログイン方法 |
| ② リスク資産はオルカン1本に集約してよい |
| ③ 個別株(イオン株など)は売っても保持してもOK |
| ④ 取り崩しは年300万円以下を目安に |
| ⑤ 困ったら相談できるFP・税理士の連絡先 |
| ⑥ 急いで決めるな、わからない時は何もしない |
「オルカンを持ち続けて、少しずつ取り崩す」。
これだけ守れば、妻は20年以上、お金で困りません。
シンプル・イズ・ベスト。
これが、世界一の投資家も妻に残した結論です。
我が家のリアル:制度+仕組み+積立で詰まない
ここまでの話を、整理します。
| 仕組み | 我が家の状況 |
|---|---|
| 遺族年金 | 月14〜16万円 |
| 安全資産 | 2,000万円 |
| リスク資産 | 6,200万円 |
| 実家サポート | 夫婦どちらの実家も近い |
| 配偶者控除 | 1.6億まで非課税 |
| 引き継ぎ書 | オルカン保有指示 |
| 固定費 | 賃貸・通信費削減済み |
これらが組み合わさると、「資産が9,700万円あるから安心」ではなく、「仕組み化された暮らし」が家族を守るという構造になっています。
資産がそこまで多くない家庭でも詰まない
ここが大事なポイントです。
「9,700万あるから余裕でしょ」と思われるかもしれません。
でも本質はそこではなく、5つの仕組みさえあれば、資産規模が小さくても何とかなる、ということ。
| 5つの仕組み |
|---|
| ① 遺族年金(公的制度) |
| ② 実家という選択肢(あれば) |
| ③ 固定費の削減 |
| ④ 生活防衛資金(年単位の備え) |
| ⑤ 少額でも続けてきた積立投資 |
例えば資産2,000万円の家庭でも、
| 状況 | 結果 |
|---|---|
| 遺族年金 月15万円 | 確保 |
| 実家近居で生活費が月20万円 | 不足5万円/月 |
| 安全資産1,000万円 | 約16年カバー |
| リスク資産1,000万 | 20年後に約2,600万円 |
→ 詰まない。
「仕組み化された暮らし」さえあれば、資産が大きくなくても、家族は生きていけます。
💡 児童手当を全額NISAに入れる戦略は「「3人いると教育費3,000万」は嘘」で。
投資は「攻め」ではなく「家族の保険」だった
15年間積立投資を続けてきて、最近思うようになりました。
投資の本当の価値は、リターンの大きさではなく、未来の不安を下げてくれる安心感
「もし私がいなくなっても、家族は大丈夫」
そう数字で確認できることは、生命保険のどんな営業トークよりも、はるかに心強い。
毎月の積立は、未来の家族への手紙みたいなものだと、最近感じます。
💡 生命保険に入らない理由の詳細は「もし私が明日死んだら(生命保険不要)」で。
だからこそ、「今の時間」も大事にする
最後にもう一つ。
資産が9,700万円あっても、小さな3人の子どもが寄ってくる今この瞬間は、二度と戻ってきません。
積立投資はこれからも続けつつ、
| 大事にしたいこと |
|---|
| もっと旅行に行く |
| 子どもの体験にお金を使う |
| 妻が少しでも楽になる選択をする |
| 親と過ごす時間を増やす |
未来と今の、両方を大事にしていきたい。
💡 「親と過ごす時間は40代まで」というDie with Zero的視点は「東京で年収700万より、地方で年収500万のほうが豊かだった話」で。
まとめ:私が急に死んでも、家族は生きていける
| 結論 |
|---|
| 遺族年金で月14〜16万円が確保される |
| 必要生活費月30万円、不足月15万円 |
| 安全資産2,000万円で10年以上カバー可能 |
| 実家サポートがあれば20年以上もつ |
| リスク資産6,200万円はそのまま運用で老後を支える |
| 相続は配偶者控除で妻に集中、非課税 |
| 妻には引き継ぎ書を残してある(オルカン保有指示) |
| 「資産」ではなく「仕組み」が家族を守る |
| だからこそ、今の時間も大事に過ごしたい |
今回、数字を丁寧に積んでみて気づいたのは、
「不安だから貯める」のではなく、「安心したいから仕組みを整える」
ということでした。
同じように将来が不安な方が、
「なんとかなるかもしれない」と少しでも思えたら、嬉しいです。
関連記事・装備品
→ 自分が死んだら、まず何も売らないこと。妻に渡した「引き継ぎ書」の話
→ 「3人いると教育費3,000万」は嘘。児童手当を全部投資する3児パパの試算
→ 東京で年収700万より、地方で年収500万のほうが豊かだった話

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