東京で年収700万円の兄、一郎。
地方で年収500万円の弟、二郎。どっちが、豊かでしょう?
3児パパ・1億目前のまめ社長です。
先日、こんな趣旨のFP記事を読みました。
「東京で年収650万円の兄と、地方で年収450万円の弟。 収入だけ見れば兄が圧勝だが、家賃や生活費を考えると、実は弟の方が貯蓄余力が大きい可能性がある」(FINANCIAL FIELD編集部の記事より)
これを読んで、私は深く頷きました。
なぜなら、これが私の人生そのものだからです。
私は地方都市住み・年収500万円台・3児パパ・資産1億目前。
東京の年収700万のサラリーマンより、確実に経済的余裕があります。
そして、それは家賃や教育費だけの話ではありません。
「実家パワー」という、3つ目の見えない資産があるのです。
この記事では、年収700万の兄・一郎(東京)と年収500万の弟・二郎(地方)の架空比較に、私のリアルな体験を重ねて、「本当の豊かさ」を解説します。
この記事でわかること
- 東京と地方の年収を「手取り+生活費」で比較すると逆転する
- 地方暮らしの隠れた3つ目の資産「実家パワー」
- 私が結婚前5年間の実家暮らしで得たもの
- Die with Zero的「親と過ごせる時間は40代まで」
- 親に頼れない人でも地方が勝つ理由
- 都心住みが勝つための条件
結論:「豊かさ」は3次元で測る
最初に結論を出します。
| 観点 | 東京・年収700万(一郎) | 地方・年収500万(二郎) |
|---|---|---|
| 収入(1次元) | ◎ | △ |
| 生活コスト | △(家賃高) | ◎(家賃安) |
| 教育費 | △(受験圧高) | ◎(公立で十分) |
| 実家パワー | △(遠距離) | ◎(車10分) |
| 時間の余裕 | △(通勤長) | ◎ |
| 総合(豊かさ) | △ | ◎ |
「年収」は1次元ですが、「豊かさ」は3次元以上。
これを実数字で検証していきます。
一郎(東京・年収700万)の現実
まず、東京の高収入会社員の一郎の家計を見てみましょう。
月収
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 年収 | 700万円 |
| 月収(手取り) | 約42万円 |
| ボーナス込み手取り | 月平均 約46万円 |
月の固定費
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 家賃(23区内ファミリー2LDK) | 18万円 |
| 通信費・電気・ガス | 3万円 |
| 食費(4人家族) | 9万円 |
| 教育費(中学受験塾あり) | 6万円 |
| 交通費・小遣い | 4万円 |
| 保険・その他 | 3万円 |
| 合計 | 43万円 |
結果
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 手取り | 46万円 |
| 支出 | 43万円 |
| 月の貯蓄余力 | 3万円 |
| 年間貯蓄 | 36万円 |
年収700万あっても、年間36万しか貯まらない。
中学受験を始めたらマイナスになる可能性も。
二郎(地方・年収500万)の現実
次に、地方在住の二郎の家計。
月収
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 年収 | 500万円 |
| 月収(手取り) | 約30万円 |
| ボーナス込み手取り | 月平均 約33万円 |
月の固定費
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 家賃(地方都市3LDK) | 8万円 |
| 通信費・電気・ガス | 2.5万円 |
| 食費(4人家族) | 7万円 |
| 教育費(公立+習い事1〜2個) | 2万円 |
| 交通費・車維持費 | 3万円 |
| 保険・その他 | 2.5万円 |
| 合計 | 25万円 |
結果
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 手取り | 33万円 |
| 支出 | 25万円 |
| 月の貯蓄余力 | 8万円 |
| 年間貯蓄 | 96万円 |
年収500万でも、年間96万円貯まる。
一郎の2.7倍の貯蓄余力です。
30年後の資産差:もし投資に回せば
ここで強烈な差が生まれます。
全額を新NISAで全世界株インデックス(年利5%想定)に回した場合:
| 期間 | 一郎(年36万) | 二郎(年96万) |
|---|---|---|
| 10年後 | 約465万 | 約1,242万 |
| 20年後 | 約1,228万 | 約3,277万 |
| 30年後 | 約2,471万 | 約6,591万 |
30年後の資産差:約4,100万円。
これだけで「年収500万のほうが豊か」を示せます。
でも、これはまだ「目に見える経済」だけの話。
💡 投資の戦略は 【桃鉄で解説】新NISAは年始一括が正解の理由 で詳しく。
地方の3つ目の資産:「実家パワー」
ここからが本題、他の比較記事では絶対に書かれない真実です。
地方暮らしには、もうひとつ強烈な資産があります。
私の体験:結婚前5年間の実家暮らし
私は20代後半の5年間、実家で暮らしました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 家に入れたお金 | 月3万円(食費・光熱費相当) |
| 家賃支払い | 0円 |
| 車 | 親のおさがり |
| 通勤 | 実家から30分 |
| 5年間で貯まった額 | 約200万円 |
20代でこの貯蓄は、地方都市ならではの「実家から通える距離で就職」の恩恵です。
結婚資金の援助
そして、結婚時のサプライズ。
5年間払い続けた月3万円が、結婚資金として戻ってきたのです。
親は黙って「貯めておいてくれて」いました。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 5年間で払った額 | 3万×60ヶ月 = 180万円 |
| 結婚式・新生活サポートとして | 約180万円 |
| 自己貯蓄200万+親サポート | 約400万円 |
結婚スタート時に400万円。これは東京の単身赴任サラリーマンには真似できない強みです。
今も続く「実家パワー」
そして、これは過去の話だけではありません。
| 現在の親との関わり | 内容 |
|---|---|
| 距離 | 車で10分 |
| 月の頻度 | だいたい月1回ご飯 |
| 子供(孫)連れて行く | 親も大喜び |
| 緊急時のサポート | 子供の急な発熱時など |
| 親孝行 | 一緒にご飯・旅行・孫の時間 |
これらは、東京で実家から離れて暮らす人には、どんなに高収入でも買えない時間です。
ここが核心:Die with Zero的「親と過ごせる時間」
ベストセラー『Die with Zero』では、お金を貯め込むより、人生のフェーズごとに使い切ることの大切さが説かれています。
その中でも特に重要なのが、「人と過ごせる時間には期限がある」という事実。
親と過ごせる時間の現実
| 親の年代 | 状況 |
|---|---|
| 40代 | まだ元気、旅行も食事も一緒に楽しめる |
| 50代後半 | やや体力低下、長旅は厳しくなる |
| 60代後半 | 介護準備、こちらが世話する側に |
| 70代以降 | 病気・介護・別れの時期 |
つまり、親と「対等に楽しく過ごせる時間」は、自分が40代までが勝負。
50代以降は、親が弱ってしまう、もしくは亡くなってしまう可能性が現実になります。
私が今、意識していること
| 行動 | 理由 |
|---|---|
| 月1回は実家でご飯 | これがいつまでできるか分からない |
| 孫を連れて行く | 親にとっての最高の喜び |
| 一緒に旅行に行く | 元気なうちにしかできない |
| 急な相談ごとを大切にする | 親も子も、心の支え |
「年収を100万増やす努力」より、「親と過ごす時間を増やす」ほうが、人生の幸福度に直結する。
これが、40代に近づいて分かってきた真実です。
💡 お金より時間という発想は 12年で資産400万→9,000万になった記録 でも触れています。
「親に頼れない人」へのフォロー
ここで、誤解されないように書いておきます。
「実家が頼れる人だけが得」という話ではありません。
親に頼れない事情がある人
| 状況 | 内容 |
|---|---|
| 親が遠方に住んでいる | 距離の問題 |
| 親との関係がよくない | 心理的距離 |
| 親がすでに亡くなっている | 取り戻せない |
| 親が経済的サポートできない | 援助は無理 |
こうした方も、もちろん多くいらっしゃいます。
「実家パワー」はあくまで一つの要素であり、それがすべてではありません。
地方が勝つ「実家以外」の5要素
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| ① 家賃の安さ | 東京の半額以下 |
| ② 駐車場の安さ | 月1〜2万円→月3,000円 |
| ③ 食材の安さ | 直売所・地物が豊富 |
| ④ 受験圧の弱さ | 公立で十分という安心感 |
| ⑤ コミュニティの強さ | ご近所・地域の見守り |
実家が遠くても、これら5つの地方メリットだけで、東京を凌駕できます。
💡 地方の家計戦略の詳細は 3人いると教育費3,000万は嘘 で。
都心住みでも勝つ条件
逆に、東京に住みながら経済的に勝つ条件も書いておきます。
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| 年収1,200万円以上 | 家賃・教育費を吸収できる水準 |
| 共働き(夫婦年収1,500万以上) | 余裕が生まれる |
| 住居費を抑える努力 | 城東・城北エリアなど |
| 通勤時間を1時間以内に | 時間の余裕 |
| 親孝行のための定期帰省 | 時間と心の余裕 |
つまり、「東京で年収700万の単身世帯」と「地方で年収500万の3児世帯」を比べると、後者が勝つ可能性が極めて高い、という話。
全否定しているわけではありません。
私のリアル:地方都市・3児パパ・1億目前
ここまでの話を、私のリアルで証明します。
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 居住地 | 地方都市(実家から車10分) |
| 年収 | 約500万円 |
| 家族 | 妻+娘3人の5人家族 |
| 住居 | 賃貸3LDK |
| 資産(2025年現在) | 1億まであと数百万 |
| 親との関係 | 月1回ご飯、孫も連れて |
| 結婚スタート時 | 親サポートも含めて約400万 |
地方・年収500万・3児で、1億目前。
これは「収入×支出×実家パワー×投資」の合算で達成しました。
まとめ:豊かさは3次元で見よう
| 結論 |
|---|
| 「年収」は1次元、「豊かさ」は多次元 |
| 東京年収700万より、地方年収500万のほうが30年後の資産は4,000万円多い |
| 地方には「実家パワー」という見えない3つ目の資産がある |
| 親と楽しく過ごせるのは「自分が40代まで」が勝負 |
| 親孝行で意識すべきは「お金を渡す」より「一緒に過ごす」 |
| 都心住みも勝てるが、年収1,200万以上が必要 |
「年収を増やす努力」と「生活コストを下げる工夫」と「家族と過ごす時間」。
この3つのバランスこそが、本当の意味での豊かさを作ります。
私は地方の実家から車10分の距離で、3児を育てながら1億を目前にしています。
そして、月1回の親との食事を、何より大切にしています。
人生は1度きり。 親と楽しく過ごせるのも、自分の人生のあるフェーズだけ。
それを忘れずに、今日の選択をしていきたいですね。
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