1,500円で買ったビジネス書を、読み終わってメルカリで1,400円で売った。
実質コストは100円。約3時間で読み終えた本だから、1時間あたり33円で知識を仕入れた計算になる。(厳密には手数料、送料がありますが…)
これがリセール込みで考える、ということ。
家計簿だけ見ていると「1,500円の本を買った」しか記録されない。でも、出口(売却)まで含めて考えると、同じ本でも見え方が変わる。
我が家は最近、子供にもこの考え方を伝え始めている。「ゲームは遊んで売れば、次のゲームが買える。コスパ最強だよ」と。
6,980円のSwitchソフトが、8,000円で売れた
我が家で起きた最も劇的なリセール例はこれ。
新作のSwitchソフトを6,980円で購入。長女と次女で半年遊んだ後、ビックカメラの宅配買取「ラクウル」に出した。
結果、8,000円で売却。
買値より売値の方が高い。
カラクリはこうだ。
- 通常の買取額:約5,000円
- ラクウルの「かんたん買取キット」(880円・3,000円増額クーポン同封)を活用
- 結果、3,000円増額が適用されて約8,000円
キット代880円を引いた実質利益は2,120円分のクーポン上乗せ。元の買取5,000円 + 増額分で、新品価格を上回る金額に化けた。
Switchソフトは基本パッケージ版で買うようにしています。ダウンロード版は便利だけど、出口がない。パッケージ版なら、遊び終わった後に売れる。半年遊んで実質マイナス1,000円なら、これは支出ではなく、限りなくレンタルに近い。
「実質コスト」を家族の共通言語にする
リセール思考のいいところは、家計簿には現れないけど、長期的な家計に確実に効くこと。
| 商品 | 買値 | 売値 | 実質コスト |
|---|---|---|---|
| ビジネス書(仕事用) | 1,500円 | 1,400円 | 100円 |
| 資格試験テキスト | 1万円 | 6,000円 | 4,000円 |
| ゲームのサウンドトラック | 約3,000円 | ほぼ同額 | ほぼ0円 |
| Switchソフト(パッケージ版) | 6,980円 | 8,000円 | マイナス1,020円 |
特に資格試験のテキストはおすすめ。1万円分のテキストを買って、合格後にメルカリに出すと、6割は戻ってくる。
「教材費1万円」が「実質4,000円」になる。資格取得の本当のコストは、見かけの数字より、ずっと安い。
これを夫婦で共有していると、「いくらで買ったか」より「実質いくらで使えるか」で話せるようになる。家計の会話の解像度が上がる。
我が家の主戦場:メルカリとヤフーフリマ
リセールの実行チャネルは、ジャンルで使い分けている。
- 本系・小物:メルカリ、ヤフーフリマ(クーポンが出てる方)
- ゲーム系:ビックカメラ宅配買取(ラクウル)
- 専門書・学習まんが系(今後):駿河屋も検討
メルカリは基本だけど、ヤフーフリマが期間限定クーポンを出していたら、そっちに優先的に出品する。同じ商品を同じ価格で出しても、クーポン分だけ買い手の負担が下がるから、売れ行きが違う。
ゲームだけはラクウルにしている理由は単純で、買取増額クーポンが強すぎるから。ラクウルかんたん買取キットは880円で、3,000円増額クーポンが同封されている。実質2,120円の上乗せ。年間5枚まで使えるので、家にあるゲームを5回に分けて送れば、年間1万円以上の増額が手に入る。
しかも自宅までヤマトが取りに来てくれるので、メルカリのような出品作業も発送作業もない。子育て世帯の時間効率としては圧倒的。
ちなみに、ビックカメラかコジマの株を1株持っていると、1,000円の増額クーポンも別に送られてくる。1株なら1,000円台で買えるので、この優待目当てで保有する手もある。
ゲームのサウンドトラック、これだけは仕掛けが違う
実例の中で、一番ニッチな話。
ゲームのサントラCDは、買って、ダウンロードしてiTunesに入れて、すぐ売る。
CDは1回データ化してしまえば、物理媒体は不要。手元に残しておく意味がない。新品で買って、聴き始めの音質を楽しんで、すぐ売れば、ほぼ買値と同額で戻ってくる。
これは「所有」ではなく「通過させる」運用。家にモノは増えず、音は手元に残る。
サブスクで全部聴ける時代だけど、特定のサントラはサブスクにない場合が多い。そういう時に、この運用が効く。
賃貸&中古車乗りつぶし、リセールの「逆」もある
念のため書いておくと、我が家のリセール思考は、なんでも適用するわけじゃない。
世間でよく言われるリセールバリューの代表は、家と車。
- 高い家を買って、上がってから売る
- 高い車を買って、下取りに出して買い替える
でも、我が家は、
- 賃貸で家を借りる(売り買いしない)
- 中古車を乗りつぶす(リセール価値ゼロまで使う)
家と車に関しては、リセールバリューを意識しない方向で割り切っている。
理由はシンプルで、リセール込みで考えても、家の場合は取引コストが高すぎる(仲介手数料・登記費用・引越し費用)。車も同様で、買い替えの度に税金や手数料が発生する。
つまり、リセールバリューが効くのは、取引コストが小さい商品だけ。本、ゲーム、CD、子供のおもちゃ、ブランド子供服など。金額は小さくても、頻度高く回せるものほど、リセール思考の威力が出る。
「家はリセール、本は使い捨て」みたいな逆の発想をしている人が多いけど、我が家は完全に逆。家は使い捨て前提、本はリセール前提。
子供への金融教育:「使い終わったら売る」から始める
ここからが、たぶん我が家のオリジナル要素。
「使い終わったら売る」という発想を、子供にも共有している。
具体的な仕掛けはこんな感じ。
- 声かけ:「これ買うとき、どう考える?」「これ後で売れそう?」
- 実体験:メルカリで売れた話を共有する。「これ、いくらで売れたよ」
- 一緒に出品:最近、長女がイベントでもらったカードを、メルカリで一緒に出品した。文面と価格を一緒に考える
- 売却金の使い道:パパ銀行に入って、次のゲームを買う資金になる。「ゲーム代をパパが出す」のではなく、「前のゲームを売ったお金で、次のゲームが買える」という流れにしている
長女に「ゲームは遊んで売れば、次のゲームが買える。コスパ最強だよ」と話したら、すごく納得していた。
子供にとって、自分の手元のモノが「使い終わったら売れる資産」という感覚は、たぶん大人より早く身についていい考え方だと思う。
桃鉄の物件売買と直接結びついた事例はまだないけど、たぶん総合的に、お金との付き合い方の感覚は育っていると感じる。
「これは売らない」基準も決めておく
なんでもリセールに回すわけじゃない。
我が家には「売らないものリスト」もある。
- 兄弟全員が回し読みする予定のシリーズ
- 学研ひみつシリーズ、学校では教えてくれない大切なこと、のびーるシリーズなど
- 上の子が読み終わっても、下の子が読むまで何年も置いておく
- 親が学び直し用に取っておくもの
- 角川の日本の歴史は親も再学習中なので、当面手放さない
- 子供と一緒に読み返す可能性がある本
要するに、「もう一度自分か家族が使う可能性が10%以上あるもの」は売らない。逆に、「もう読み返さない・遊び返さない確信があるもの」は、早めに売る。
これだけ決めておくと、リセールに迷わなくなる。
まめ家ルール:「使い終わったら売る」を前提に買う
3年やってきての結論。
買うときに「いくらで売れるか」も考える。リセール込みで考えると、教育費も家計支出も、実質コストは半分以下になる。
3つのコツ:
- パッケージ版で買う:ゲーム、書籍、CD。出口があるものを選ぶ
- チャネルを使い分ける:本はメルカリ・ヤフーフリマ、ゲームはラクウル、専門書は駿河屋
- 子供にも共有する:「これ、後で売れそうかな?」を一緒に考える
教育費1,000万円問題、よく話題になるけど、リセール思考を家族に組み込むだけで、本代やゲーム代やテキスト代の実質コストは半分以下になる。
数字で見れば些細かもしれないけど、「実質コスト」という考え方そのものが、子供の中で育っていくと、長い目では大きい差になると思っている。
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