Xで話題になっていた、ある夫婦の家事分担表。
仕事:私10、妻0
料理:私10、妻0
洗い物:私10、妻0
洗濯:私10、妻0
掃除:私10、妻0
家の決定権:私0、妻10
合計:私50、妻10これを見て、3児パパとして全力でツッコみたくなりました。
3児パパ・1億目前のまめ社長です。
Xを眺めていたら、上記のような「夫婦の家事分担表」が話題になっていました。
たぶん「俺はこんなにやってるのに…」という不満系のポストなんですが、いくつもツッコミどころがあって、
そもそも数値化のやり方がおかしい
と気づきました。
そこで実際に妻と話し合って、我が家版の分担表を作ってみました。
結果は 50:50。
そして、数値化すること自体がほぼ無意味という結論に。
この記事では、3児パパが夫婦で家事分担を真面目に検証して気づいた、「夫婦は共同経営」の本質をお話しします。
この記事でわかること
- なぜXの「10:0表」が炎上するのか
- 「仕事10:0」の定義そのものが破綻している理由
- 我が家版の分担表(妻と話して合意済み)
- 「見えない家事・育児・夫婦生活」の15項目超
- 数値化を超えた、夫婦の本当の分担方法
結論:数値化すると、合計は1,000点を超える
最初に結論を出します。
| 観点 | 結論 |
|---|---|
| 表面の家事だけ数値化 | 夫婦で50:50(揉めてもしょうがない) |
| 見えない家事・育児・夫婦生活も含めて数値化 | 合計1,000点超で計測不能 |
| 夫婦の本当のあり方 | 共同経営(数値化より対話) |
つまり、「そんなに数えたいなら、全部入れてからやれ」というのが3児パパからの率直な感想です。
違和感①:「仕事10:0」の定義そのものが破綻している
最大のツッコミどころです。
Xの分担表では、夫の「仕事」だけがカウントされて、妻の「家事という労働」は仕事にカウントされていません。
でも、専業主婦の労働価値はいくらか?
| 統計データ | 内容 |
|---|---|
| 専業主婦の年収換算(一般的試算) | 約1,000〜1,300万円相当 |
| 家事を外注した場合の費用 | 月20〜30万円 |
| 24時間稼働・休みなし | プライスレス |
「仕事10:0」と言える夫は、妻の労働を1,300万円分タダ働きさせている、と言っているのと同じ。
我が家では、「家事も立派な仕事」という前提で考えるので、ここを 5:5 にしました。
我が家の改訂版:5:5の分担表
妻と話し合って、合意の上で出した数値がこれです。
| 項目 | 私 | 妻 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 仕事(家事も労働とカウント) | 5 | 5 | そもそも「仕事」の定義が論点 |
| 料理 | 2 | 8 | 妻のスペシャリスト領域 |
| 洗い物 | 9 | 1 | 私が巻き取り |
| 洗濯 | 8 | 2 | 機械操作系は私 |
| 掃除 | 5 | 5 | ロボット掃除機が半分やってる |
| 家の決定権 | 5 | 5 | 客観データと話し合いで決める |
| 合計 | 50 | 50 | (そもそもこれだけじゃない) |
ポイント①:「役割分担」と「平等」は違う
| 項目 | 我が家の判断 |
|---|---|
| 料理は妻 | スペシャリスト領域だから |
| 洗濯・洗い物は私 | 機械系で得意・苦にならない |
| 掃除は半分 | ロボット掃除機(経営企画部)が半分やってる |
それぞれの得意・不得意・苦にならない領域で分担するのが、現実的かつ平和。
ポイント②:「家の決定権」は対等
これも我が家の方針。
裁量を超える支出や決定は、必ず話し合い。
「客観的な意見や根拠」で決めるのがルールなので、夫だから、妻だから、ではなくデータで決まる。
これは 📋 夫婦は「共同経営」だ の記事でも書いた通り。
違和感②:そもそもこの6項目で測れる訳がない
ここからが本題。
「家事分担」を6項目だけで測るのは、事業全体を売上だけで評価するようなもの。
実際は、もっと膨大な「見えない労働」があります。
見えない家事(10項目)
| 項目 | 我が家の主担当 |
|---|---|
| 食材ストック管理(牛乳・調味料の残量) | 妻 |
| トイレットペーパー・洗剤の在庫管理 | 妻 |
| ゴミ袋の補充・分別ルール管理 | 妻 |
| 家電のメンテ(フィルター・給湯器) | 私 |
| 電池・電球の在庫管理 | 私 |
| 衣替えの計画と実行 | 妻 |
| 季節用品の出し入れ(暖房・扇風機) | 私 |
| 写真の整理・思い出管理 | 妻 |
| 年賀状・お中元・お歳暮 | 妻 |
| ご近所付き合い | 半々 |
見えない育児(10項目)
| 項目 | 我が家の主担当 |
|---|---|
| 保育園・学校の連絡帳記入 | 妻 |
| 学校行事の日程管理 | 妻 |
| 子供の体調管理(薬・病院予約) | 妻 |
| 習い事のスケジュール管理 | 半々 |
| 友達関係の把握 | 妻 |
| 宿題の見守りと声かけ | 半々 |
| 持ち物の管理(体操着・上履き) | 妻 |
| 寝かしつけ・夜泣き対応 | 半々 |
| お弁当作り | 妻 |
| 教育費プラン設計 | 私 |
見えない夫婦生活(5項目)
| 項目 | 我が家の主担当 |
|---|---|
| 家計の長期計画 | 私 |
| 老後設計 | 私 |
| 親族関係のバランス調整 | 半々 |
| 家庭の空気作り | 半々 |
| 機嫌の管理 | お互い |
全部入れて数値化したら、合計は1,000点超
ざっくり計算してみます。
| 領域 | 項目数 | 各10点満点 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 表面の家事 | 6 | 6×10 | 60点 |
| 見えない家事 | 10 | 10×10 | 100点 |
| 見えない育児 | 10 | 10×10 | 100点 |
| 見えない夫婦生活 | 5 | 5×10 | 50点 |
| メンタル労働 | 不可算 | ∞ | ?? |
| 合計 | 31項目以上 | 310+α |
これに加えて、
- 「ケンカの仲裁」
- 「家族の空気を整える」
- 「お互いを尊重する」
- 「会話と笑いを維持する」
など、点数化できないが家庭の核となる無形労働が無数にあります。
「仕事10:0」と言う前に、まずこの31項目全部を埋めてみてはどうですか?
これが、3児パパからの正直な感想です。
違和感③:「こだわり」と「不機嫌」の問題
数値化を無意味にする、もう1つの大きな要素。
それは、「手伝うと逆に揉める」現象です。
我が家でもよくあること
| 場面 | 起きること |
|---|---|
| 私が料理に挑戦 | 妻の料理ルールと違って指摘される |
| 私が洗濯物をたたむ | たたみ方が違って不機嫌に |
| 私が掃除する | 「そこじゃない」と言われる |
これ、やった側もやられた側も悪くない。
ただ、
- お互いにこだわりがある
- せっかくやったのにケチがつくとケンカになる
という構造的な問題です。
つまり「手伝う」は数値化できない
| パターン | 数値化される? |
|---|---|
| 料理を全部やる | される |
| 料理の半分手伝う | される(がトラブルも増える) |
| 「料理してくれてありがとう」と言う | されない |
| 妻が料理しやすい環境を整える | されない |
| 妻の手間を増やさないように気を遣う | されない |
つまり「やる」だけが数値化されて、「気遣い」「サポート」「感謝」は完全に無視されている。
家庭が機能するのに必要なのは、点数ではなく「気持ちのいい状態」です。
まとめ:夫婦は共同経営、数えるのは無意味
| 結論 |
|---|
| 「仕事10:0」の前提が破綻している |
| 表面の家事だけ数値化しても意味がない |
| 全部数値化したら合計1,000点超で測定不能 |
| 「こだわり」と「ケチ」で数値はさらに揺らぐ |
| 夫婦は共同経営。数値化より対話 |
我が家のルール
| ルール | 内容 |
|---|---|
| 得意・苦にならない方がやる | 効率最大化 |
| 裁量を超える決定は話し合い | 公平性 |
| 手伝った側にケチをつけない | 関係性維持 |
| 数値より「ありがとう」を交わす | 信頼貯金 |
| 3ヶ月に一度、総資産も見せる | 家計の透明性 |
家事分担を他人と比較する暇があるなら、自分の夫婦で対話する。
これが、3児パパ・年収500万・資産1億目前まで来た、夫婦経営の本質です。
最後に:そんなに数えたいなら…
「仕事10:0」の人へ。
| 提案 |
|---|
| 妻の家事を「労働」とカウントしてから言ってください |
| 見えない家事30項目を埋めてから言ってください |
| 「ありがとう」を言った回数も入れてください |
| ケンカの原因を作った回数も引いてください |
| そして、それでも気になるなら 妻に聞いてみてください |
答えは出ます。
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