「iDeCo、月6.2万円まで拡大」
2026年12月から実現するこの大改正、
ほとんどの人がまだ知りません。
3児パパ・1億目前のまめ社長です。
「NISAとiDeCo、結局どっちが得?」
これは3児パパとして、最もよく聞かれる質問のひとつです。
我が家は、夫婦でiDeCoを月2万円ずつ+NISAを年360万円ずつ運用しています。
育休中も止めずに継続中。
そして来年、iDeCoは月6.2万円まで拡大します。
これにより、iDeCoは「サブNISA」と言えるレベルの非課税枠になります。
この記事では、3児パパが実際に運用している経験と、2024年12月&2026年12月の改正を踏まえた、子育て世帯の最適解を解説します。
この記事でわかること
- NISA vs iDeCoの本質的な違い
- 2024年12月&2026年12月の制度改正の中身
- 年収別の節税効果(リアル数字)
- 我が家の運用(夫婦でiDeCo・NISA満額)
- 受取時の最大の落とし穴(退職所得控除)
- 子育て世帯が選ぶべき優先順位
結論:NISA優先 → iDeCo併用 が3児パパの答え
最初に結論をまとめます。
| 優先度 | 制度 | 理由 |
|---|---|---|
| 🥇 第1優先 | NISAを満額活用 | 流動性が高く、教育費にも使える |
| 🥈 第2優先 | iDeCoで節税枠を取る | 所得控除で年数万円の即効性 |
| 🥉 第3優先 | 2026年改正後にiDeCo増額検討 | 月6.2万円時代に備える |
「NISAだけで満足」と「iDeCoも追加で満額」では、長期で数百万円〜数千万円の差が出ます。
NISAとiDeCo、何が違うのか
まず制度の本質的な違いから整理します。
| 観点 | NISA | iDeCo |
|---|---|---|
| 非課税対象 | 運用益 | 掛金・運用益・受取時 |
| 掛金の所得控除 | ❌ なし | ✅ 全額控除 |
| 引き出し | いつでもOK | 60歳まで不可 |
| 年間枠 | 360万円(つみたて+成長投資) | 27.6万円(会社員、2024年現行) |
| 商品の自由度 | ◎ 株・ETF・投信 | △ 投信中心 |
| 口座手数料 | なし | 月数百円 |
| 老後専用度 | 低い | 極めて高い |
一言で言うと
| 制度 | キャラクター |
|---|---|
| NISA | 「自由・柔軟・流動的」な万能選手 |
| iDeCo | 「節税・強制・老後限定」のスペシャリスト |
重要:iDeCo拠出上限の改正情報
ここが本記事の最大の独自情報です。
2024年12月の改正(実施済み)
| 加入区分 | 改正前 | 改正後 |
|---|---|---|
| 公務員 | 月1.2万円 | 月2万円 |
| 企業年金あり会社員(企業型DC等) | 月2万円 | 月2万円(変わらず) |
| 企業年金なし会社員 | 月2.3万円 | 月2.3万円(変わらず) |
公務員の枠が拡大されました。
2026年12月の改正(予定)
| 加入区分 | 現行 | 2026年12月分〜(2027年1月引落〜) |
|---|---|---|
| 自営業 | 月6.8万円 | 月7.5万円 |
| 企業年金なし会社員 | 月2.3万円 | 月6.2万円 |
| 公務員・企業年金あり会社員 | 月2万円 | 月6.2万円 |
💥 企業年金なし会社員は、月2.3万円から月6.2万円へ。約2.7倍。
これは、iDeCoが事実上のサブNISAになる、極めて大きな改正です。
| 年間枠(改正後) | 金額 |
|---|---|
| 会社員のiDeCo枠 | 年74.4万円 |
| 夫婦合算なら | 年148.8万円 |
| 年金額NISAと合わせて | 年508.8万円(夫婦で) |
夫婦で年500万円超の非課税運用が可能な時代になります。
年収別:iDeCoの節税効果(現行月2万円・年24万円拠出)
iDeCo最大のメリットは「掛金の所得控除」です。
拠出額が、そのまま課税所得から引かれます。
| 年収 | 所得税率 | 住民税率 | 合計税率 | 年間節税額(24万円拠出) |
|---|---|---|---|---|
| 400万円 | 10% | 10% | 20% | 48,000円 |
| 600万円 | 20% | 10% | 30% | 72,000円 |
| 800万円 | 23% | 10% | 33% | 79,200円 |
| 1,000万円 | 33% | 10% | 43% | 103,200円 |
年収400万でも年5万円弱、1,000万なら年10万円超の節税。
これは毎年確実に効くので、複利的に効果が大きい。
💡 我が家は年収500万円ベース。月2万円×2人=年48万円拠出で、夫婦で年9.6万円の節税が発生しています。
シミュレーション:30年で「数千万円」の差
ここからが本題。
iDeCoとNISAの組み合わせで、長期的にどれだけの差が生まれるかを試算します。
前提
| 項目 | 設定 |
|---|---|
| 投資商品 | 全世界株インデックス |
| 想定利回り | 年5%と年7%の2パターン |
| 期間 | 30年 |
結果①:NISA枠360万円のみを使った場合
| 期間 | 年5% | 年7% |
|---|---|---|
| 20年積立 | 約1,230万円(積立額720万) | 約1,560万円 |
| 30年積立 | 約2,500万円(積立額1,080万) | 約3,700万円 |
結果②:NISA + iDeCo現行(月2万円)併用
| 期間 | 年5% | 年7% |
|---|---|---|
| 20年積立 | 約2,050万円 | 約2,600万円 |
| 30年積立 | 約4,140万円 | 約6,170万円 |
結果③:NISA + iDeCo改正後(月6.2万円)併用
| 期間 | 年5% | 年7% |
|---|---|---|
| 20年積立 | 約3,750万円 | 約4,760万円 |
| 30年積立 | 約7,560万円 | 約11,260万円 |
結論
| 戦略 | 30年後(年5%) |
|---|---|
| NISAのみ | 約2,500万円 |
| NISA + iDeCo現行 | 約4,140万円 |
| NISA + iDeCo改正後 | 約7,560万円 |
iDeCo改正後の枠を活用するだけで、約3,000万円増。
これに節税効果を加えると、さらに数百万円のプラス。
💡 我が家の投資戦略の詳細は「【桃鉄で解説】新NISAは年始一括が正解の理由」で。
受取時の落とし穴:退職所得控除「10年ルール」
ここが、iDeCoで最も見落とされがちなポイントです。
iDeCoの受取方法は3パターン
| 受取方法 | 適用される税優遇 |
|---|---|
| 一括受取 | 退職所得控除 |
| 年金受取(分割) | 公的年金等控除(年110万円まで非課税) |
| 併用(一部一括 + 残りを年金) | 両方使える |
退職所得控除の罠
会社の退職金とiDeCoの一括受取を近い時期に重ねると、控除が減らされる仕組みがあります。
| 受取時期の差 | 控除の扱い |
|---|---|
| 同年に両方受取 | 合算して計算 |
| 5年以内に両方受取(2026年から10年以内に拡大予定) | 重複部分の控除を調整 |
| 10年以上空ける | それぞれフル控除 |
つまり
退職金が出る場合(会社員・公務員・教員など)、iDeCoの一括受取は退職金から10年以上ずらすのが理想。
| シナリオ | 戦略 |
|---|---|
| 60歳で退職金 | iDeCoは年金受取 or 70歳まで遅らせて受取 |
| 65歳で退職金 | iDeCoは年金受取が無難 |
| 早期リタイア組 | 退職金とiDeCo一括の時期をずらせる |
我が家の戦略
退職金とiDeCo受取時期は重ねないように設計します。
おそらく、iDeCoは年金型でちょびちょび受け取るのが、公的年金等控除も使えてベスト。
💡 老後設計の詳細は「【1億円FIRE】の落とし穴。ハイブリッド・サラリーマンが最適解な理由」で。
我が家のリアル運用(全公開)
現在の運用(2026年5月時点)
| 制度 | 拠出額 | 主な商品 |
|---|---|---|
| 私のNISA | 年360万円(つみたて+成長投資満額) | オルカン中心 |
| 妻のNISA | 年360万円 | 同上 |
| 私のiDeCo | 月2万円(年24万円) | オルカン |
| 妻のiDeCo | 月2万円(年24万円) | オルカン |
| 夫婦合計 | 年768万円 |
NISAは新NISA制度の 3年目。
iDeCoは育休中も停止せずに継続。「面倒だから止めない」がリアルな理由ですが、結果的に最適です。
2026年改正後の予定
| 制度 | 検討中 |
|---|---|
| 私のiDeCo | 月6.2万円まで増額検討 |
| 妻のiDeCo | 同上 |
| 夫婦合計(年間) | iDeCoだけで148.8万円増 |
夫婦合計の年間非課税運用枠は、年917万円程度に膨らむ計算です。
よくある質問への3児パパの答え
Q1.「60歳まで引き出せないのは怖くないですか?」
A. 全然怖くないです。
理由:
| 観点 | 我が家の考え |
|---|---|
| 引き出せない額 | 大した額じゃない(月2万円) |
| 老後資金として | むしろ強制的に貯まるので安心 |
| 流動性 | NISAで確保すれば十分 |
「非課税枠を最大限使っている」という意識の方が大きいです。
Q2.「年収が低くてもやる価値ある?」
A. 節税効果がある限り、やる価値あり。
年収300〜400万円台でも、年4〜5万円の節税は発生します。
30年積み立てれば、節税分だけで100万円超の差です。
Q3.「妻もやるべき?」
A. 強くやるべきです。
専業主婦でも、所得が無くてもiDeCoは可能。
共働きなら夫婦合算で非課税枠を倍にできるので、絶対やるべき。
子育て世帯の最適解:5つの判断軸
| 判断軸 | 推奨制度 |
|---|---|
| 教育費(10年以内に使う) | 児童手当をNISAへ |
| 住宅資金(5〜15年) | NISAで運用 |
| 老後資金(30年後) | iDeCo中心 |
| 急な出費に備えたい | NISA+現金預金 |
| 節税を最大化したい | iDeCo満額 |
投資余力ごとの優先順位
| 月の投資余力 | 推奨順序 |
|---|---|
| 月1万円 | NISA優先(つみたて投資枠) |
| 月3万円 | NISA + iDeCo少額(節税開始) |
| 月5万円 | NISA満額目標 + iDeCo月2万円 |
| 月10万円超 | NISA満額 + iDeCo満額 |
| 月15万円超 | 夫婦でNISA + iDeCo満額 |
まとめ:制度を使い倒して、未来を作る
| 結論 |
|---|
| NISA優先 → iDeCo併用 が王道 |
| 2026年12月から、iDeCoは月6.2万円時代へ |
| 夫婦で運用すれば、年間500〜900万円の非課税枠 |
| 受取時は退職所得控除の罠に注意 |
| 「面倒だから止めない」運用が、結果的に最強 |
「教育費が怖いから資産形成は無理」と諦める前に、制度を使い倒してみてください。
我が家は児童手当・家族手当も全額投資に回すスタイルで、3児育児しながら1億目前まで来ました。
💡 児童手当を投資する具体的戦略は「「3人いると教育費3,000万」は嘘」で。
制度は、知っている人だけが得をする。
2026年改正は、いまから準備しておくべき大変化です。
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