我が家に角川「日本の歴史」が来てから1年。長女の歴史クイズが止まらない

1年前、我が家に角川の「日本の歴史」全15巻が届いた。

きっかけは、たまたまカドカワが春のキャンペーンをやっていたから。実店舗でKADOKAWAの本を買って、アプリから応募すると、購入金額の最大50%が図書カードで還元される、という割と豪快なやつ。

これを使えば、定価2万円のセットが、実質1万円ちょっとになる計算(厳密には上限があるので上手いことやる必要がある)

「いつか欲しい」と思っていたシリーズだったので、これは買い時、と妻と話してその場で決めた。買ったのはセブンネット。実店舗受け取り対応で、キャンペーンの対象になる買い方ができた。

そこから1年。良かったこと、想定外だったこと、不満点も含めて、本音で書いておく。

目次

結果から先に:買ってよかった、でも条件付き

結論を先に書くと、買ってよかった。

ただし「子が即読むと思って買うとガッカリする」という条件付きで。

我が家がやったことと、1年後の結果を、順番に書いていく。

「これは読まないよ」から始まった

セットが届いた日、長女(当時小3)にパラパラ見せた。返ってきた言葉はこれ。

「これは読まないよ」

正直、想定内だった。学習まんがって、買った瞬間に子が飛びついて読む、というのは経験上ほぼない。子のタイミングは、親が思うより遅い

我が家がやったのは、シンプルに「子の動線に置く」だけ。

  • 車の中に1〜2巻を置く(移動時間に手に取らせる作戦)
  • 本棚を整理して、目立つ位置に並べ替える
  • 食卓近くの棚にも数冊出しておく

これだけ。「読みなさい」とは言わない。図書館で借りた本と一緒に、生活動線に置いておく。

最初の数ヶ月、長女は本当に開かなかった。次女(小1)に至っては、見向きもしなかった。

「2万円の置物になったかもしれない」と内心思っていた。

半年後、突然読み始めた

半年くらい経った頃、車の中で長女がふと角川を手に取った。

そこから、ちょこちょこ読むようになった。一気読みではない。気が向いたら1巻、また数日空けて別の巻、というペース。

決まったきっかけは特にない。学校で歴史単元が始まる前だった。NHKで関連番組を見たわけでもない。あえて言うなら、「家にずっと置いてあったから」としか言えない。

これは置いておく作戦の成功例だと思う。

1年後、推古天皇の甥がクイズに出てくる

そして今、長女は10歳。1年経った。

家での会話で、歴史の話が普通に出るようになった。

  • 「パパ、推古天皇の甥って誰?」
  • 「明智光秀の前に信長を裏切ろうとした人いるよね?」
  • 「鎌倉幕府って何年に終わったか知ってる?」

…全然答えられないクイズが飛んでくる。

我が家は基本「本好き」の家系で、長女は読み出すと止まらないタイプ。「どうせ読むなら、こういう本を読んでくれた方がいい」というのが、親としての本音。

漫画もいいし、児童書もいいけど、学習まんがが選択肢の中にあると、結果的に頭に入る情報の総量が違ってくる。

ちなみに次女(小1)は、1年経った今でも開いたことがない。これも想定内。次女のタイミングは、たぶんもう2〜3年後。

巻ごとの食いつきの差

15巻のうち、長女がハマったのは平安時代

  • 第②巻「都の誕生 飛鳥〜平安時代」
  • 第③巻「いざ、鎌倉 平安〜鎌倉時代」

このあたりが好きらしい。紫式部、藤原道長、源義経、北条政子。物語性が強い時代は、やはり子に刺さりやすい。

逆に食いつきが悪いのは近代、特に明治以降。

  • 第⑫巻「大正デモクラシー」
  • 第⑬巻「第二次世界大戦」
  • 第⑭巻「占領下の日本」
  • 第⑮巻「平和国家を目指して」

このあたりは、登場人物の数が多く、組織や制度の話が中心で、まんがにしてもどうしても重い。10歳でこれを楽しめるかと言うと、難しいかもしれない。

中学受験で歴史をやる家庭なら、近代こそ抑えどころなので、ここは親が音読してあげるとか、関連書籍と組み合わせるとか、工夫の余地ありだと思う。

我が家は今、長女がちょうど室町〜戦国に入ったところ。近代に到達するのは、たぶん来年くらい。

親が読んでも、地味に面白い

これは想定外だったポイント。

親が読んでも、結構面白い。

学習まんがだから内容は基礎的なんだけど、高校レベルの日本史で出てくる人物が、ちゃんと登場してくる

行基、平将門、藤原道長、足利義満、織田信長、徳川綱吉、田沼意次、伊能忠敬、勝海舟、伊藤博文……。大人になって名前だけ覚えていた人物が、まんがで「こういう人だったのか」と分かる。

ぶっちゃけ、私自身、日本史はそんなに得意ではなかった。高校時代に丸暗記した知識のほとんどが抜けている。

それを角川を読みながら「あ、こういう流れだったのか」と1年かけて再学習している。子のためだけじゃなく、親の学び直しとしても、地味に効いている。

不満点:本音で書いておく

良いことばかりじゃないので、不満点も書く。

1. かさばる

15巻はそれなりにスペースを取る。本棚1段がほぼ埋まる。

我が家は賃貸3LDKで本棚2台と押し入れ1段が学習まんがで埋まっている状況。これに15巻が加わったときは、妻と「どこに置くか」を結構議論した。

電子書籍化(Kindle)も検討すべきだった、と少し後悔している。子が画面で読むのに抵抗がない家庭なら、Kindle Unlimitedで読み放題の時期に集中加入する手もある。

2. 値段は高い

定価2万円。我が家はキャンペーンで実質1万円ちょっとだったから良かったけど、定価で買うなら結構な金額。

ただ、「6年間使う」「兄弟姉妹で回す」と考えると、年4,000円・1人あたり年1,300円。これくらいなら習い事1ヶ月分以下。許容範囲だと個人的には思う。

3. 1冊が長い

各巻200ページ前後。低学年が1人で読むには、結構長い。

うちの長女が小3で読み始めなかったのは、たぶんこれが一因。「ちょっと読んでみるか」のハードルが高い。

対策は、親が音読してあげるか、気になるページから読ませるか。順番に読まなくても、子が興味のあるところから入ればOK、という気楽な姿勢が大事。

4. キャラクターのかわいさには欠ける

これは好みの問題だけど、絵柄は「子供向けまんが」というよりは「学習まんがらしい学習まんが」。

ドラえもんのような親しみやすいキャラがいないので、低学年が「かわいい!」で手に取る感じではない。

ここを補うなら、ドラえもんの日本史3巻を併用するのがいい。ドラえもん版で歴史の流れと親しんで、角川で深掘り、という二段構え。

競合シリーズと「角川にした理由」

学習まんがの日本史シリーズは、角川以外にも複数ある。

  • 角川(KADOKAWA):全15巻 / 約2万円 / 最新版
  • 小学館:全20巻 / 約2万円 / 中学受験で定評
  • 集英社:全20巻 / 約2万円 / 老舗
  • 学研プラス:全13巻 / 約1.7万円

正直、内容で大きく外すシリーズはない、というのが各家庭のブログを読んだ印象。

我が家が角川にした決め手は、「カドカワキャンペーンがやっていたから」

絵柄や巻数や帯のコメントを比較して悩むより、「実質半額になるキャンペーンが目の前にある」ことの方が、決定要因として大きかった。

これは合理的な判断だったと、1年経った今でも思っている。買わずに迷っているシリーズより、家にある半額のシリーズの方が、子の手元に届く

カドカワキャンペーンは毎年春と秋にやっているはずなので、購入を検討している人は、この時期を狙うのが一番安く買える方法だと思う。

図書館で借りるという選択肢は?

念のため確認したけど、うちの自治体の図書館に角川「日本の歴史」全15巻は揃っていない。

学習まんが系は、児童書コーナーに数巻入っていることはあるけど、全15巻フルセットを置いている図書館は少ない。我が家のような家庭学習目的なら、購入が現実的。

中古市場(メルカリ・ヤフオク)も検討した。確かに状態の良いセットが1.2〜1.5万円くらいで出ている。

ただ、カドカワキャンペーンで新品が実質1万円ちょっとで買えるなら、新品のほうがコスパが良い。状態確認の手間もなく、傷もなく、出版時期も新しい。

中古市場が有利になるのは、キャンペーン時期を外したタイミングだけ、というのが我が家の結論。

我が家の「2,000円ルール」と角川

これは余談。

我が家には「5,000円以上の支出は夫婦で相談」というルールがある。逆に言うと、5,000円未満は各自の判断でOK。

ただし、子の本に関しては、「2,000円までなら相談なしで買っていい」という別ルールがある。

角川「日本の歴史」全15巻は、1冊1,400円前後。1巻ずつ買うなら、相談なしで買えてしまう。これは結構危険なルールで、1巻ずつ買い足していると、気づいたら2万円使っている可能性がある。

「セットで2万円」のキャンペーンで一気に買ったほうが、結果的に妻との認識も揃いやすくて健全だった、というのが副次的な学び。

まめ家ルール:学習まんがは「置いておくだけ」が正解

1年やってきての結論。

学習まんがは「読ませる」より「置いておく」。子のタイミングは親が思うより遅い。

3つのコツ:

  1. 動線に置く:車の中、食卓近く、本棚の目立つ位置。「読みなさい」ではなく、「目に入る場所に置く」
  2. タイミングを待つ:半年〜1年は読まないと思っておく。それでも捨てない。子の中で「読みたい」が来る瞬間まで、ただ置く
  3. 兄弟姉妹で回す:上の子が読まなくても、下の子が読むかもしれない。3人いれば誰かが読む確率は高い

我が家の場合、長女は半年で読み始め、1年で「推古天皇の甥」を聞いてくるレベルに到達した。

次女(小1)は1年経っても開いていない。でも焦らない。次女のタイミングは、たぶん3〜4年後。

それまで、角川「日本の歴史」全15巻は、ただ本棚にいてくれればいい。

カドカワキャンペーンで実質1万円。これで6年間、3人の子に読まれる可能性がある投資。費用対効果としては、十分すぎる買い物だった。

家庭学習図書館を作っている人、迷っている人、よかったらこの体験を参考にしてもらえれば。

ちなみに我が家の本棚全体のマップは、別記事にまとめている。


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