「お互いの貯蓄額を知らないまま数年が経過」
もし、月2.5万円ずつの「使途不明金」を20年放置していたら、
失うのは約2,000万円です。
3児パパ・資産9,700万円のまめ社長です。
先日、「共働きで収入は2倍のはずなのに、なぜかお金が貯まらない」という記事を目にしました。
特に「お互いの貯蓄額を知らないまま数年が経過している」という事例は、決して珍しいことではありません。
独身時代や、結婚して子供が生まれる前までは、「財布は別々」の方が気楽で自由かもしれません。
「自分の稼ぎは自分で管理したい」その気持ちは痛いほど分かります。
しかし、私自身、妻と3人の子供を育てて資産9,700万円を形成する過程で気づいたことがあります。
子供が生まれた瞬間、ゲームのルールが完全に変わる
この記事では、これから出産やライフイベントを迎えるご夫婦に向けて、「なぜそのタイミングで家計を見直すべきなのか」を、私の経験を交えてお話しします。
この記事でわかること
- 共働きで「お金が貯まらない」根本原因
- 子供誕生で家計のルールが変わる理由
- 「財布別々のまま」家計共有を始める方法
- パートナーに家計の話を切り出す具体的な伝え方
1. 「妻の収入が止まる」という現実
「財布別々(費目分担制)」がうまくいくのは、「お互いに安定した収入がある」という前提が崩れない間だけです。
しかし、子供を授かると状況は一変します。
産休・育休に入れば、妻の給与収入は一時的にストップ(または給付金のみに減少)します。
財布別々のまま、産休・育休に入ると
| 立場 | 気持ち |
|---|---|
| 妻 | 「私の貯金を取り崩して生活費を出さないといけないの?」 |
| 夫 | 「俺がどこまで負担すればいいの?全額?」 |
今まで「自分のことは自分で」やってきたからこそ、急に「協力」が必要になった時、ルールのない家計は混乱します。
「収入が止まる・減る」というフェーズに入った時点で、家計の統合(協力体制)は選択肢ではなく必須になるのです。
2. 「見えないお金」が将来の不安を招く
「家賃は夫、食費は妻」といった分担制の最大のリスクは、「相手の貯蓄額が見えないこと」です。
ありがちなパターン
これから教育費やマイホーム資金が必要になったとします。
- 夫:「妻が貯めてくれているだろう」
- 妻:「夫が貯めてくれているだろう」
お互いに期待して蓋を開けたとき、もし両方とも貯蓄がゼロだったら…。
これは、家族の信頼関係に関わる大きな問題になりかねません。
数字で見る「使途不明金」の代償
ちょっとしたシミュレーションです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| お互いの「なんとなくの出費」 | 月2.5万円ずつ |
| 世帯合計 | 月5万円 |
| 20年間貯蓄や投資(年利5%)に回せたら | 約2,000万円 |
「管理されたくない」という気持ちの代償として、2,000万円を失っているかもしれない。
そう考えると、少しだけ「お互いのお金の話」をしてみようかな、と思えませんか?
💡 我が家のNISA運用の実例は「【桃鉄で解説】新NISAは年始一括が正解の理由」で書いています。
3. 無理に財布を一つにしなくてもいい
とはいえ、いきなり「口座を全部一緒にしよう」というのはハードルが高いと思います。
そこでおすすめなのが、「財布(口座)は別でも、情報だけは共有する」という方法です。
始め方の3ステップ
| Step | 内容 |
|---|---|
| 1 | 銀行口座やクレジットカードは今のままでOK |
| 2 | 家計簿アプリ(マネーフォワード等)でお互いの口座を連携 |
| 3 | 「世帯全体でいくらあるか」だけは、常に二人で見られる状態にする |
これなら、お互いの自由度は保ちつつ、「いざという時に家族を守れるか」という安心感は確保できます。
物理的な財布は別でも、情報の透明性さえあれば、信頼関係は崩れません。
4. きっかけは「これからの家族」の話
もし、パートナーにお金の話を切り出しにくい場合は、「ライフステージの変化」をきっかけにするのが自然です。
切り出し方の悪い例
「管理したいから通帳を見せて」
→ 角が立つ、警戒される
切り出し方の良い例
「子供が生まれたら、一時的に収入が変わる時期が来るよね。
これからの教育費や万が一の時のために、 今のうちに『家全体の体力(資産)』を確認して、 安心しておきたいんだ。
まず俺の分を全部見せるから、一緒に確認しない?」
ポイントは「まず自分から全部開示する」
自分がさらけ出すことで、相手も「監視ではなく、家族のための相談なんだ」と安心してくれます。
我が家でも、私から「まずは見せる」を実践してきました。
3ヶ月に一度、私が家族の総資産を妻に全公開するルールが、今では我が家の標準です。
💡 我が家の夫婦経営の詳細は「夫婦は『共同経営』だ:3児パパが実践する円満夫婦の5つの仕組み」にまとめています。
まとめ:「個」から「チーム」へ
共働き夫婦の強みは、二人で力を合わせられることです。
特に子供が生まれる前後は、夫婦が「個」から「チーム」に変わる大切な時期。
財布が別々でも構いません。
ただ、「家族というチームのお金」として、一度全体を見渡す時間を作ってみてください。
その「見える化」が、産後の不安を消し、将来のゆとりを作る最初の一歩になるはずです。
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